知ってた?お墓参りのお花選びにもマナーがあるって !

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「お彼岸」とは、春と秋の年に2回ある、春分・秋分の日を挟んで前後3日間合計7日間のことをいいます。もともと仏教の言葉で、煩悩をなくした悟りの境地を意味するそうです。

また、悟りの境地に達するための修行を積む期間という意味合いもあるんだとか。日本独特の風習だそうですが、お盆の時期と同じようにお彼岸にお墓参りをする人が多いです。

お墓参りに行く時にお供えのお花を持って行きますが、どんな花がいいのでしょうか?この記事では、お墓参りのマナーについて調べたことを紹介します。

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お墓参りのお花にマナーはある?

お墓参りに持って行く花の種類については、特に決まりがないとされています。故人が好きだった花やご自身の好きな花で良いでしょう。

とはいえ、故人との関係がそこまで近しくない時や親戚と一緒にお墓参りをする時などは、マナーが気になります。一般的に仏花として好まれるのは菊です。

菊の花は長持ちするうえ、枯れても散乱しにくく墓を汚さないことから人気があります。また、皇室の家紋にも使われていて高貴な花というイメージもあるようです。定番ですが、それゆえに失敗しない選択。

 避ける方が良い花

一方、避けた方が良いと言われている花もあり、次の4つです。

・トゲがあるもの
・毒があるもの
・香りが強すぎるもの
・ツル植物

トゲや毒のある花は、手をケガしたり人体に危険があったりするので、縁起が悪く避けた方が良いとされています。ただし、故人がバラの花が好きだった場合などは、バラを飾ることが供養になるとも考えられるので、この限りではありません。

また、彼岸花はお彼岸の時期に咲く花ですが、毒性があるのでお供えには使わないようにしましょう。

お彼岸にお墓参りへ行く”最適な時間”っていつ?

基本的にお墓参りに行くのは午前中が良いとされています。これは、お墓参りは、他の何よりも優先されるべきという昔の考え方から来ています。

また、どこかに行くついでにお墓に寄る「ついで参り」がよくないとされていることにも由来します。ご年配の方と一緒に行く場合には、午前中に行くのが無難ですね。

しかし、お墓が遠方にあるなど午前中に行くのが難しい場合は、午後であっても構いません。大切なのは、ご先祖様を敬う気持ちだからです。

午後にお墓参りをする時は、次のことに注意しましょう。

・墓地の開園時間
・明るいうちに行く

 

霊園には開園時間が定められている所が多く、あまり遅い時間に行くと閉まってしまいます。開園時間を調べてから行くといいですね。

また、せっかくお墓参りに行くのだから墓石を磨いて綺麗にしてからお供えしたいところ。暗いと掃除がしにくくなります。そのうえ、暗くなってしまうと足元が見えづらく、足場の悪い場所では転倒の危険性もあります。

このような理由から、午後に行く場合はできるだけ午後早い時間帯で、明るいうちに着けるようにしましょう。

お墓参りに行く時の服装は喪服じゃなくてもいいの!?

基本的にお彼岸のお墓参りの服装には、ルールなどはありません。かしこまって喪服を着る必要もなく、普段の外出着で大丈夫です。

とはいえ、お墓はご先祖様が眠る厳粛な場所ですので、清潔感のある服装にしましょう。具体的には、赤や黄色などの原色系の色は避けて、落ち着いた色合いの服が好ましいです。

暑くてもノースリーブや短パンなど、過度な露出は控えた方が無難でしょう。場所が山の上などであれば、まだまだ日差しも強く虫も多いです。

また、毛皮やファーは仏教の嫌う殺生を連想されます。毛皮やファーの付いている物やアニマル柄は避けた方が良いです。洋服だけでなく、小物にも気をつけましょう。

お墓で掃除をすることが分かっている場合には、動きやすく汚れても良い格好にします。掃除のときに足元が濡れることもあるので、靴は革靴やハイヒールでなく、スニーカーがおすすめ。

まとめ

お墓参りで大切なのはご先祖様を供養する気持ちですが、目上の方には昔からのしきたりやマナーを重んじる方もいるはずです。どんなマナーがあるかを事前に知っておくだけで、安心してお墓参りをすることができますね。