手話の勉強を独学で始めるならおすすめはろう者と会うこと!

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参考書を買って学ぼうかな?
通信教育に申し込もうかな?
テレビの手話講座を視聴しようかな?

「独学で手話を勉強してみることに決めたのはいいけど、まず何から始めたらいいのだろうか?」と迷いませんか?
たくさんの方法がありますが、おすすめはろう者と会うことです。

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手話を学ぶにはろう者と会うのが一番!

当たり前ですが、通信教育や手話講座は内容的にしっかりとしています。きっちりと学べば、理論や文法などの知識も含めて正しい手話が身につきます。しかし、学習ペースは自分のペースではありません。しっかりと復習をしないと難しいこともあります。

それに、何と言っても長続きできるかどうかが一番気になるところではないでしょうか。一人だと、つい挫折しがち。

手話サークルで学ぶのもいい方法ですが、メンバー同士の人間関係などによっては少しハードルが高く感じる人もいるかもしれません。
その点、ろう者とコミュニケーションを取りながら勉強をすると実践的です。

勉強というよりは、普段の会話から自然と身につくというイメージです。

ろう者との会話と言っても、体の表現だとか雰囲気だとか手話以外の要素もたくさんあって、相手の口の動きを読む口話ができるろう者が多いので、ゆっくり話せば大体通じます。そういった中で本当に必要な手話表現や単語が身についてきます。

どこで会えるの?

では、具体的にはどんなふうにすれば出会うことができて、仲良くなれるのでしょうか?

手話を学びたいと感じるきっかけは、「身近にろう者がいるから」という方も多いです。あなたの身近にもろう者がいるなら、聞いてみるのがいちばん確実です。恥ずかしがらずに口話や筆談で「手話を学びたい」という気持ちを伝えてみましょう。

知り合いがいない場合は、 役所の福祉課や社会福祉協議会に問い合わせてみてください。検索してみるのも有効です。無料の手話講座や手話カフェを実施している自治体は少なくありません。積極的に行動をすることで、出会うきっかけはたくさんあります。

もちろん、人間関係なので性格が合うとか合わないとかあるでしょう。しかしながら、手話を学ぼうとする人に対して好意的な人が多いので、すぐに友だちになれます。ただし、知ったかぶりはご法度。分からなければ、しつこいくらいに聞いて下さい。

そして、少なくとも月に1回程度、できればマンツーマンで会う機会を作ることができればベストです。例えば、毎月第一月曜のように決めて予定をしておけば、習慣化し継続的に会うことができます。継続的に会うことによって、共通の話題も自然と増えていきます。

共通の話題ができれば、相手への興味関心が深まり会話量が増えます。よく使う表現を繰り返し使うことになり、手話が自然に出てくるようになるのです。楽しいと続けられるし、手話が上達して嬉しくなると頑張れるので、良い循環ができます。

ろう者と会うメリット・デメリット

私が個人的に感じるメリットとデメリットを紹介します。

◇メリット◇

  • 正確な表現が分かる。
  • 上達が早い。

 

本で単語を見るだけでは、手の動きが間違っていることがあります。また、日本語の話し方と手話の話し方では文法が違うため、英語のように単語の順番が入れ替わることがあります。

実際に会って話すことで、本を見て合っているかどうかと悩んだり、間違って覚える心配がありません。不安から動けなくなるということがなくなり、結果として上達も早いと言えます。

◇デメリット◇

  • 口話に甘える。
  • 都合が合わせる必要がある。

 

多くのろう者は、口話がうまいです。読み取ることも話すことも上手なので、つい甘えてしまいます。メリットでお話したことと矛盾しますが、間違えたままの単語でも察してくれるので通じてしまいます。

また、お互いの都合を合わせる必要があるので、お互いに忙しいとなかなか会えません。会えない間に手話を忘れる...という事態になりかねないのです。

手話を独学で学ぶにはろう者と会うだけでは足りない?

いくら会うことが大切とはいえ、お互いに忙しいと会えません。単語を知らないよりは、知っている方が絶対にはやく上達します。手話の勉強を独学で始めるなら、会って実際に話すことと、単語を覚えることが必要です。

会えない時に自分のペースで単語を覚えると、会った時の楽しさが倍増します。手話を独学で学ぶなら、動画付きがベスト。手話にも方言があるので標準語とあわせて覚えます。

自宅ですき間時間に正しく覚えられる手話講座なら、安心して進めることができます。

まとめ

手話を学びたいと思ったきっかけは何でしょうか?

おそらく、お互いのことをよく知るためにコミュニケーションしたいということでないでしょうか?手話はあくまでもコミュニケーションのためのツールです。

手話は言語。習うより慣れろ。どんどん同じ時間を共有し会話してください。そうすれば自然と身についていきます。

とつぜん道を聞かれても、サッと手話で対応できるようになると嬉しいものです。日常生活の中でも、参観日で子供と目が合った時、電車の車内とホーム、風邪で喉が痛い時など、手話で話せて良かったと感じる場面はあります。

また誰しも、いつ難聴になったり聴覚を失うかも分かりません。やってみようと思った時がはじめ時。細く長く、楽しく学べますように。